『Really(マジで!?)』を生み出す洗練されたデザインとテクノロジーが掛け合わさるエイベックスの新社屋に潜入

今回は2017年12月に新社屋が完成したエイベックス株式会社にお邪魔させていただきました。今回は広報の浅岡さんに案内していただきます。よろしくお願いいたします!

早速ビルに入り、エントランスを抜けエスカレーターを上がると、なんだか見覚えのあるロゴが…

実はここ、受付カウンターになっていました。

この巨大ロゴは高さ3.5m、幅4mもあるそう。カウンターの内側で出迎えてくれるスタッフさんのユニフォームには、カウンターに合わせたシルバーの箔押しが施されていました。

こだわりが感じられ、ワクワクしてきますね!


そして受付の右手には早速なんだか見慣れない空間が…

こちらは「avex EYE」と呼ばれるコワーキングスペースです。

ビルのコンセプトの一つである「コラボレーション」、社外との混ざり合いで生まれることでイノベーションを促進したいという想いがあります。スタートアップの企業を中心に、avex EYEを利用し成長してもらうためのスペースとして作られました。

エイベックスの社員さんは基本的に利用せず、70社150名くらいの会社さんがコワーキングスペースやセカンドオフィスとして利用しています。

最大100席あり、朝7時から夜11時まで、年中無休・利用料はなんと無料なんだとか!

利用には審査が必要で、スタートアップであることやエイベックスとの事業の親和性を重視して審査しているそうです。


3階に上がると、会議室がずらり!

社内の打ち合わせは基本的に執務フロアで済ませることが多いため、こちらは社外の方との打ち合わせに利用されることが多いそう。

アーティストの方の撮影などにも使用されることもあるそうです。

この階だけで計11部屋もの会議室があり、うち1部屋は面接などの人事専用となっています。

壁はガラスを多用して見える化を実現。

会議室内は床の色に合わせて椅子の色も変えられており、フロア全体で床の色が寒色から暖色に変わっていくようにデザインされているそうです。

全部屋使ってみたくなりますね!


会議室といえば、深刻なのが場所取り問題。

エイベックスでは無駄な予約を無くすため、Googleカレンダー上で予約した時間を10分経過しても、会議室前のタブレットにチェックインしないと予約が自動的に解除されるようになっています。

社員一人ひとりにQRコードが付与されているのですが、急遽会議室を利用したいときにQRコードをかざすとその場で空き状況の確認と予約ができるんだとか!

これで無駄な予約を予防しているんですね。

会議室エリアの外にはオープンスペースもあり、打ち合わせ前のウォーミングアップや「あとちょっと時間が欲しい!」に対応できるようになっています。

実際に利用する人のことをすごく考えられていますね。


また、会議室のある3階には、「HALL OF FAME」が設置されています。

それまでなかなか飾る場所のなかった数多くのトロフィーや賞状がずらり。社外の人も利用するこのフロアに設置し、多くの人に見てもらえるようにしたそうです。

レコード大賞など音楽系の記念品が並ぶ中、2016年に大ブームを巻き起こしたピコ太郎さんの賞状も飾られていました。

好きなアーティストが受賞したトロフィーを探したくなりますね。


続いては気になる執務フロアへ!

オフィス全体のコンセプトは「コミュニケーション・コラボレーションが起こる」「働きがいがある」「エンタテインメント企業ならではの機能を備えている」という中で、執務フロアは6-15階。そのうち10階と11階以外は同じ構成になっています。

執務フロアは各階に異なるテーマが設定されており、色合いや照明がカスタマイズされているそうです。

全席フリーアドレスのため、何階に行ってもどこに座ってもOK!

空席状況や誰がどこにいるのかは、位置情報を利用して社用スマホのアプリでわかるようになっているそう。


まずは11階にお邪魔しました。

入口を入るとすぐ、コピー機や名刺のクラウドシステムが!

経費精算から資料・名刺のPDF化まで入口で済ませ、ペーパーレスで執務スペースへ入れるようになっています。

11階のコンセプトは「Mad+Pure」。他のフロアと比べ遊びゴコロを足したり、セミナーが出来るようなスペースを設けたりしています。

黒い壁には可愛らしいチョークアートが!

他のフロアにはエイベックスに所属するアーティストさんが描いたものもあるんだとか!

他の階も見てみたくなってきました…


ということで、もう1フロア!13階も見せていただきました。

こちらのフロアはコンセプトが「Fun」なので色合いがポップ。長時間仕事をする場所にはふかふかで座り心地の良い椅子を、回転率をあげたい場所にはハイチェアや少し硬い椅子を設置しているそうです。

椅子の素材選び一つとっても、そんな意図があったとは驚きです。ただ座り心地の良いものを選ぶだけではダメなんですね。

各フロアのメインとなるのがこのリボンデスク。

エイベックスの新しいブランドロゴはタグライン(企業理念)である

Really! Mad+Pureの「Mad」と「Pure」がまるでメビウスの輪のように表裏一体であることから作られたロゴだそうで、そのロゴと共通するデザインがこのリボンデスクになっています。


このデスク、下の階が高いところで終わると上の階は低いところで始まるようになっており、机・椅子・床・トンネルと形を変えながら、6階から15階の会長室まで続いているそうです。

遊びゴコロ満載で、聞いているだけでワクワクしますね!全フロア辿ってみたくなります。

同じ形のデスクに見えても、席によって景色が全然違いそうです。

このオフィスで働きたいです。

また、各階に2部屋ずつ、1on1ミーティング用の部屋が設けられています。

会社と社員の両方の成長を見据えたキャリア設計には、上司と部下とのコミュニケーションが不可欠です。

そこでエイベックスでは、2017年に刷新された人事制度の中で、1on1ミーティングが制度化されました。

対面での面談は威圧感を与えてしまうため、あえて対面しない配置にしたそうです。

確かにこの配置の方が話しやすそうですね。


ここまでこだわり満載のオフィスを紹介してきましたが、

お待ちかねの17階社員食堂「THE CANTEEN」です!!

アメリカの西海岸をイメージしてデザインされたこの食堂、実は社員の方だけではなく「avex EYE」を利用している方々も利用可能なんです。

新たなコミュニケーション・コラボレーションの場にもなっています。

常時300食以上が並んでおり、週替りや日替りのメニューは毎日8種類

1食あたりセットで500円前後〜なので、お財布にも優しいんです。

エイベックスでは、社員食堂としては定番のラーメンやカレーよりも、栄養を考えて作られた魚などを中心とした定食が売れているんだそう。

社員食堂を中心に手がけている業者を選定し、栄養士さん監修のメニューも並んでいます。

また、こちらのオレンジジュースはなんと搾りたて!

その場で搾られた100%果汁のジュースを飲めるなんて、贅沢ですよね。

この日は、テラスでハンバーガーのパフォーマンス販売も行われていました。

鉄板の上から漂う「じゅわ〜」という音と食欲をそそる香りに惹きつけられ、行列ができています。美味しそう!!

そして、お会計はキャッシュレスで!

ICカードでスムーズに済ませることができます。


エイベックスビルは細部まで考えぬかれたとってもワクワクするオフィスでした。

ありがとうございました!

HLC会員でもある北原さんと小川さんに、オフィス改革に込められた思いやこだわりのポイントについて、インタビューさせていただきました。

その模様は10月29日(月)に公開予定です。

この素敵なオフィスがどうやって作られたのか、ぜひご覧ください!

0コメント

  • 1000 / 1000