部下のモチベーションを上げるには?【平成生まれの特徴】

どうも若手社員にやる気が感じられない。何ですぐに辞めてしまうんだろう。怒ったら萎縮していまった。

変化の早いこの時代においては、若者考えや意識もどんどん変わっています。10年前の仕事感や意識もガラッと変わっているでしょう。

今回は、マネジャーや社員と関わる事の多い人事向けに、若者(平成生まれ)の意識調査データを見ながら、その仕事感や仕事意識を見ていきたいと思います。




給料よりも休み

※三菱UFJリサーチ&コンサルティング会社「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」


こちらは、2017年度の新入社員1300名を対象に実施された意識調査結果で、「会社に望むことは何か?」という問に対しての回答です。

データを見ると、2011年を境に「残業の無さや休日の増加」が急激に伸びている事が分かります。一方で給料に関してはほど横ばいで、あまり変化がありません。

ここでのポイントとしては平成元年生まれの就職次期がちょうど2012年になります。一昔前までは昇進に伴う給料アップやそのために成果を出す事が良しとされてきた筈ですが、少なくとも平成生まれの社員にとって給料は仕事において絶対的トップの指標では無いと言えるでしょう。

他のデータも見ていきますが、やはり平成生まれの意識や仕事感は以前の世代とは違うという事を理解して採用からマネジメントまでしなければならないでしょう。上記を理解せずに自分たちと同じように接していると、うまくマネジメント出来なかったり、いつまで経っても溝を埋められず、最悪の場合、退職してしまう。なんて事になります。




仕事よりもプライベート


※三菱UFJリサーチ&コンサルティング会社「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」


こちらの「自分の能力の発揮・向上ができる」は、ランキング上は2位で25%を占めており、2004年から変わっていないのですが(1位は「人間関係がよい」で43%)、割合自体は減少しています。

一方で割合を増やしている項目もあります。

※三菱UFJリサーチ&コンサルティング会社「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」


平成生まれの社員は、仕事での充実よりもプライベートの充実に意識が向いていると言えるでしょう。しかし、これは仕事へのやる気が無いという訳ではありません。あくまで仕事におけるモチベーションの源泉が変わってきているという事です。




厳しい上司よりも寛容な上司

※三菱UFJリサーチ&コンサルティング会社「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」


この他に上司からの指導のされ方として、「優しく丁寧に」が7割を占めているという調査もありました。

この事から、上司に何を求めているか、どんな指導を求めているかも以前とは異なっているのでは無いでしょうか?

人を指導・評価する立場にある人は今後、平成生まれ以降の社員が増える中で、この傾向を理解しておきましょう。




他社はどう対処しているのか?


既に平成生まれの社員が多く入社している中で、その社員が楽しく活躍している会社も多くあります。そういった会社はどのような施策や制度を設けているのでしょうか?



人事勉強会コミュニティ「HLC(Human Resource Learning Community)」では、規模も業界も様々な企業の人事が集まって自社施策の共有や人事領域に著名な方を講師として呼んだり、共に切磋琢磨して学んでいます。

このようなコミュニティに入って他社人事との繋がりを持ったり、そこで悩みや課題を共有してみては如何でしょうか?



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